償却資産税について

償却資産税とは

償却資産税という税金は、ご存知でしょうか。

土地や建物に対して課税をされる固定資産税と似たようなものでして、事業者が所有しております機械装置や工具器具備品などの償却資産に課税される税金になります。

詳しい課税方法ですが１月１日に所有している償却資産を事業者が1月末までに申告書まとめて提出をし、それをベースに税額を市役所が決定をして４～５月あたりに納付書を送られてきます。（固定資産税は、土地や建物の登記情報を元に市役所が決定をします。）

購入した際に登記をする土地や建物と違って、あくまで納税者の申告に基づくものなので過少申告を最近では市役所側が厳しく対応しているため後日指摘されるケースが増えてきております。

　市役所側の償却資産の情報収集方法をいくつか挙げますと

　　①実際に店舗に足を運ぶ

　　②税務署から固定資産明細を取り寄せる。

　　③内装などの建築業者に問い合わせて、工事明細を取得する。

　　（内装工事も償却資産にあたります。）

最近は②が非常に増えてきていると感じます。

以前に比べて法人・個人事業主問わずに確定申告の電子申告システムの整備かなり進んでおりまして、市役所側でも簡単に正確な情報を入手する事ができる時代になったという事で、注意して申告する必要があります。