法人の出資による会社設立について

既に法人を経営されている方が新たに会社を設立する際に、個人で発起人となって設立するほかに、既存の法人が発起人となって設立することがあります。このような法人が発起人となる場合にはどのような手続きが必要でしょうか？

公証人役場で定款の認証を受け、法務局に登記するという流れは一緒です。異なるのは準備する資料です。

発起人となる法人の履歴事項全部証明書、印鑑証明書、株主名簿を準備することが通常の個人で発起人となる際とは異なります。資本金は発起人の法人口座に振り込むことで証明ができます。

発起人が1社であれば手間も少ないですが、何社かで共同出資とする場合などはなかなか資料が揃わないなどの事態も想定されます。事前に綿密な打ち合わせをしてスムースに手続きできるようにしたいものですね。